Raspberry pi 4 へOSをインストールと設定
ここでインストールするのはSDカードであり、Raspberry Pi ではなく
別のPCで作業を行ってください。
詳しくは下記にRaspberry財団のHPも参考にしてください
https://www.raspberrypi.org/help/
OSを入れる前にHardwearのセットを組み立てた記録はこちらです
しばらく見ていない間に、インストールの方法が非常に簡単になっていました。
公式のイメージ書き込みツール「Raspberry
Pi Imager」がリリースされてセットアップができます。下記からダウンロードしてください。
Raspberrypiでradikoを自動的に録音する方法を新たにメモします
これまでrec_radiko.shを使わせてもらっていましたが2020年12月からRadikoが、Flashをサポートしなくなり、rtmpe プロトコルにより配信が終わり使えなくなりました。
Raspberry pi zeroで動くradiko録音ソフトをいろいろ試させてもらいましたが、Rfriends2使わせてもらう事で初心者でも簡単にRaspberry pi zeroをラジオサーバーにすることができました。下記に実施したメモをします。
目次
1.
1,OSイメージをダウンロード
「Raspberry Pi Imager」アプリが2020年3月に発表されました。
Windows版のRaspberry
Pi Imagerの使用方法についてメモしておきます。
「Raspberry Pi Imager」は財団の公式サイトからダウンロード
ダウンロードしたimager.exeをインストールして、Imagerを起動します。
imager.exeはWindows用,
mac用, Ubuntu用が揃っています。
以前はOSをダウンロードしたり、SDカードをフォーマットするのに手間をかけましたが、Imagerですべて可能になりました。
SDカードのformat
Imager を開くと、左から焼くイメージの種類、SDカードの選択、書き込みボタン です
SDカードをセットし、「CHOOSE OS」をクリックするとメニューが表示されます。
ゴミ箱アイコンの「Erase」をクリック「CHOOSE SD
CARD」をクリックすると、認識されているメディアが表示されので容量表示を確認してSDカードをクリック「WRITE」をクリックすると、SDカードのフォーマットされます。
SDカードの作成
「CHOOSE OS」をクリックするとメニューが表示されます。今回はRaspberry pi zeroなので、1行目のLibreOffice等のアプリが含まれてい
ない「Raspbian」をクリックする。
Raspberry pi 4の場合は全部入りでも良いですね。
「CHOOSE SD CARD」でSDカード、「WRITE」をクリックすると、ダウンロードが始まります。
SDカードに書き込みが終わると、終了画面が表示され、「CONTINUE」をクリックします。
OSのセットアップ
OSを書き込んだSDカードをRaspberry Piに挿入して電源を入れると、OSのセットアップが始まります。この後は従来と同じ様にセットアップすることになります。
起動
microSDカードをRaspberry Piにセットします
Raspberry Pi には電源スイッチは無いので、電源アダプターを差せば起動します。
入力用のキーボードやマウス、もちろん表示用にHDMI接続のモニターも繋ぎます。 電源アダプターを挿せば起動します。
ネットワークに接続します。
有線が可能なら有線で接続します。
無線接続でも可能です。「Wifi
networks」をクリックします。
password等を設定しれば接続できます。
ネットワークにつながったら、オプションを選択できるようになります。
起動するとメニューにはOSを選択する画面になります。
OSインストール
私の選択はRaspbianにしました。
一番上に表示される全部入りRaspbianを選びました。
忘れてはいけないのは、画面一番下に表示されるLanguage切り替え
ボタンで、日本を選ぶ事です。
画面を写真に撮ったので、見づらくてごめんなさい
左上の「インストール」をクリックします
SDカードに上書きするヨ と確認画面が出るので、「はい」をクリックします。
上記の様に画面の下に「%」表示が出て、インストールが進みます。
インストールが終わると上記のポップが上がるので、「OK」を押します。
起動が始まり、下記の様ないちごが出てきます。
linuxはペンギンがCPUのコア数出てきますが、Raspberry Py
は、いちごなんですね。
立ち上がりました。幾つか設定をするために「Next」を押します。
日本語であることを確認して「Next」を押します。
ログインに使用するパスワードを聞いてきます。
2回入力して「Next」です。
Set Up Screen です
チェックを入れて「Next」を押すと、全画面表示になるようです。
再起動されると、変更が有効になります。
ネットワークの確認が現れます
WiFiの設定確認が出ます。設定もできます
Update Software が現れます
「Next」をクリックして、しばらく待ちます。
終了すると 「Setup Complete」が表示されます
「Restart」をクリックします。
これでOSが立ち上がります。
raspi-config の設定
初回の起動時にraspi-config の設定 (Raspberry Pi Software
Configuration Tool )が表示され,設定画面が表示されます。
設定方法は
カーソルキー【↑】【↓】【→】【←】です。
【
tab】キーは選択項目の移動です。<Select><Finish>項目等へ移動に使います。
【Enter】キーは選択中の項目を実行します
【スペース】キーはチェック項目のon/offです。
raspi-config 設定画面を終了する場合は<Finish>を選択します。
リブート(再起動)するかどうか聞かれるので、<Yes>を選択して再起動します。
再起動後、設定が有効になります。
初回以外でraspi-configを表示する場合はコマンドで起動します。
$ sudo raspi-config
raspi-configはちょくちょく変わるので、例として見てください。
表示される画面は下記となります、内容を理解するために日本語訳してみました。
───aspberry Pi Software Configuration Tool (raspi-config)───
1 Change User Password Change password for the current user
2 Network Options Configure network settings
3 Boot
Options Configure options for start-up
4 Localisation Options
Set up language and regional settings to match your
5
Interfacing Options Configure connections to peripherals
6
Overclock Configure overclocking for your Pi
7 Advanced
Options Configure advanced settings
8 Update Update this tool
to the latest version
9 About raspi-config Information about
this configuration tool
日本語訳は
aspberry Piソフトウェア構成ツール(raspi-config)
1ユーザーパスワードの変更現在のユーザーのパスワードの変更
2ネットワークオプションネットワーク設定の構成
3起動オプション起動のオプションを設定
4ローカライズオプション言語と地域の設定を自分に合ったものに設定します
5インターフェースオプション周辺機器への接続の設定
6オーバークロックPiのオーバークロック設定
7詳細オプション詳細設定の構成
8アップデートこのツールを最新バージョンにアップデート
9
raspi-configについてこの設定ツールに関する情報│
raspi-config の設定例
raspi-configのアップデート
raspi-configのアップデートをします。
raspi-configメニューの8番を選択します。
選択するとアップデートが始まります。
「8
Advanced Options」 > 「Updateが開始されます」
ルートパーティションの拡張
[raspi-config]ルートパーティションを拡張する。
NOOBSを使用している場合はこの手順は不要。
最初は2G程度のパーティションとなっているので、拡張するのは、 「1 Expand Filesystem」 > 「OK」
次回再起動後、適用になる。
地域の設定
「4 Internationalisation Options」 > 「I1 Change Locale」
en_GB.UTF-8を外し、下の3つにチェック後、「OK」
[*] en_US.UTF-8 UTF-8
[*]
ja_JP.EUC-JP EUC-JP
[*] ja_JP.UTF-8 UTF-8 デフォルトを聞かれるのでen_US.UTF-8
UTF-8 を選択。
タイムゾーンの設定
「4 Internationalisation Options」 > 「I2 Change Timezone」 「Asia」> 「Tokyo」 の順に選択
キーボードの設定
「4 Internationalisation Options」 > 「I3 Change Keyboard Layout」
一般的な日本語キーボードの場合「Generic 105-key (Intl) PC」 > 「Japanese - Japanese (OADG 109A)」 > 「The default for the keyboard layout」 > 「No compose key」 > 「No」(X Server の起動について)の順に選択
ホスト名の設定
「8 Advanced Options」 > 「A2 Hostname」 > 「OK」
自分の好きな名前に変更して「OK」
SSHの設定
「5
Interfacing Options 」 > 「P2 SSH」 > 「Enable」
これでSSHが有効になります。
下の別項目でSSHの設定 を説明しています
パスワードの変更
Raspberry piは「pi」というユーザーのパスワードを変更する
「2 Change User Password」 >
「OK」
Enter new UNIX password : 新しいパスワードを入力
Retype new UNIX
password : もう一度、新しいパスワードを入力
設定後は、ユーザー名:pi 、パスワード :変更したパスワード
にてRaspberry Piにログインできます。
Raspberry pi のOSを更新する方法
piユーザでログインし、apt というパッケージ管理リポジトリを最新にして、ソフトウェアの更新を行います。
piユーザでログイン後、Terminalにて以下のコマンドを実行します。
基本的にはsudo apt
updateを週イチ程度で行っておけばよいとはおもいます。
ただし、アプリをインストールする前には必ずupdate行ったほうがインストールエラーの未然防止のために必要と思います。
$ sudo apt update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get
dist-upgrade
$ sudo apt autoremove
一連のupdate関連のコマンドは下記となります
適宜実施することをおすすめします、
(1)sudo
rpi-update
Raspberry PiのファームウェアとOSのカーネルをバージョンアップします。
(2)sudo apt update
OSのパッケージを管理しているリストを更新します。
(3)sudo apt dist-upgrade -y
取得したパッケージリストに基づき、パッケージの更新をします。また、OSの更新に伴い新しく追加された機能もインストールします。
(upgradeの処理は時間がかかる場合があります。)
(4)sudo apt-get autoremove -y
更新の結果不要となったファイルなどを削除します。
(5)sudo
apt-get autoclean
SDカードの空き容量を確保する為、不要ファイルを削除します。
(6)sudo reboot 最後に再起動します。
Raspberry Pi に固定IPアドレスを割り当てる方法
今回購入したRaspberry Pi 4はsamba Serverも設定したいので、固定IPアドレスを設定することにしました。
まず、 現在のIPアドレスを下のコマンドで確認する
Raspberry Pi 画面左下の黒い四角「Terminal」をクリックする
$ ifconfig を打ち込む
上の様なテキストがずらりと並びます
inet部分が 現在使っている ip アドレスです
普通はDHCPで自動取得だと思うので、その時にたまたま割り振られたip
addressを使っていると思います。これは接続の度に変化するので具合が悪いことになります。
そこで、ipをいつも同じaddressにするために、設定値を書き込みます。
設定はターミナルでnanoを起動して設定ファイルに追記します。
ちなみにnanoはエディターです。インストールされていない場合は、設定のAdd/remove
Softwareからインストールができますので、左上の検索窓にnanoと入れてみてください。
Terminalを起動して、下のコマンドを入力します
$ nano /etc/dhcpcd.conf
下の図のようにdhcpcd.confの編集ができます
下の内容をdhcpcd.confの 最後に追記します。
LANケーブルの場合はeth0を設定します。
Wi-Fiの場合はwlan0を設定します。
下記ではeth0の説明ですが、Wi-Fiの場合はwlan0に置き換えて設定して下さい。
IPaddressのxxの部分はDHCPでは設定されないIPにします。
Networkに接続されるPC、テレビ、録画機器、スマートフォン、ゲーム機、等の台数よりも十分大きな数字にすることが必要です。
# fallback to static profile on eth0
interface eth0
#fallback static_eth0
static ip_address=192.168.x.xx/24
static routers=192.168.x.xx
static
domain_name_servers=192.168.x.xx
上記を記載してdhcpcd.confに書き込みます
画面の下に示される様に、キーボードに入力します。
Ctrl + o
その後returnで書き込みます
nanoの終了は
Ctrl + x
その後returnで通常のTerminalに戻ります。
再起動コマンドをTerminalに記入して再起動します
sudo reboot
起動後、設定したIPになります
$ ifconfig で確認ができるはずです。
SSH設定方法
Raspberry Piを操作するのに、他の手元のPCで操作したいのでSSH接続の設定します。
Raspberry Piのターミナル画面で以下のコマンドを入力して管理画面の表示
$ sudo raspi-config
Interfacing Optionsを選択
SSHの選択
確認画面で「はい(Yes)」を選択
Raspberry Piの再起動
SSHログイン方法
SSHログイン方法
ssh サーバー名@IPaddress
$ ssh pi@192.168.x.xx
SSH切り離し方法
exit
参考に下記のコマンドでCPUの内部情報が表示できます
CPU クロック
vcgencmd measure_clock arm
CPU 温度
vcgencmd measure_temp
実は、sshでアクセスしようとしたら、 ssh: connect to host ping 192.168.x.xx port 22: Connection refused となり、繋がりませんでした。
pingでアクセスすると応答があるのでネットワークは繋がっていました。
ping 192.168.x.xx
こんな時には上記に示す「SSH設定方法」を再度見直してsudo raspi-config をセットしてください。raspbianはsshの初期設定が無効になっているので立ち上げ時に忘れてしまう事が私は多いです。
raspberry piを起動したらターミナルを立ち上げて下記コマンドを実行。
$sudo raspi-config
sshしたいクライアントからssh pi@192.168.x.xxを叩いてアクセスできれば解決です。